ウチの愛犬まるちゃんは、9歳を過ぎました。 普段の食事はカリカリのドックフード、茹で野菜、茹でた鶏胸肉、犬用の市販のおやつなどを食べています。 それから夜は歯磨きガムを1本食べて就寝。 と、こんな感じで1日を終えました。...
おそらくその女性はまだ60代だと思われます。デイサービスで初めてお目にかかったのですが、髪は肩まで伸びていました。ずっと入院していたの、だから今日切ってもらえてよかったわー、と。髪の長さは肩までありましたが、頭頂部の右うしろは手術の後があり、15センチくらいの楕円形ほどの髪を剃ったらしくうっすらと生えている最中でした。左の方の頭頂部の長い髪を右に持ってきて、髪のないとところを覆っている状態でした。聞くと、乳ガンを患った後、リンパから転移して脳腫瘍となって手術になったとか。女性のお世話をしていたご主人は脳梗塞となり今病院に入院しているらしく、ご本人1人で暮らしているとの事でした。1人でガスを使ってはダメ、お風呂に入ってもだめ、運転もしちゃだめ。もしも倒れたりしたら何が起こるかわからないと言われているらしいです。娘さんは千葉、息子さんは横浜。娘さんはお父さんの洗濯物をとりに千葉から来て、息子さんは1人でいる母を心配して、いつも母の様子が見えてスマホで通話もできるロボットのようなものを家に置いてくれたそうです。それに毎日ヘルパーさんも入っているそうです。私は本当にお気の毒過ぎて、お気の毒ですねーを口から連発するだけで、気の効いた励ます言葉も見つかりませんでした。お話ししながらカットを終え、お顔のうぶ毛もとってセットをすると、女性はよかったわー、さっぱりしたわーと、とても喜んで頂きました。帽子をかぶってきたのですが、笑顔で、キレイにしてもらったからみんなに見せるわと、かぶらずにお帰りになりました。どれほど辛く痛い思いをなさってきたのか、それにご主人までも今入院なさっていて本当にお気の毒でした。女性はお子さん達やヘルパーさん、デイサービスの職員さん、ケアマネージャー、みんなに助けてもらっている事にとても感謝していて、これほどまでの病気をなさっていても、女性から暗い感じは受けなかったのは大病を乗り越えてきたからこその笑顔なんでしょうね。ご主人は奥さまのために、奥さまはご主人のために早く良くなって、またお二人で暮らせるといいです。
あるデイサービスでの話です。私はそこの洗面所の前で利用者様の髪をカットしていました。すぐそばのテーブルに80代前半の声が大きくて元気そうな男性が座っていました。スタッフが塗り絵をしましょうか?と声をかけ、色鉛筆とまだ染めていない絵の書いてある紙を持ってきました。男性はその絵を不満そうにな顔で見て、この絵じゃダメなんだよな、これじゃつまんないな、と。私はちょっと気になってその絵を覗きこんで見ました。すると、4~5人の子供たちが公園で遊んでいるような絵でした。これじゃなあ、、、とスタッフに不満を伝え、女性の絵がいいんだよなあ、くちびるが、、、と。スタッフは女性の絵なんかあるかなあ?すると男性はまたくちびるが、、、と。。スタッフはくちびるのその後の話を聞かずに探しに行ってしまいました。しばらくすると、昔の日本画のような髪を結った着物を着た女性の絵を持ってきました。すると男性はこれこれと、嬉しそう。すぐに色鉛筆を三本ほど手にとり黙々とその絵を塗り始めたのです。私はくちびるが、、、の後がどうも気になって気になってしかたがなかったのです。思い切ってくちびるがどうしたんですか?と聞きてしまえばスッキリしたかな(;^ω^)
私はいい人生だったわー!とお話ししてくだっさったのは、70代後半の認知症の女性でした。カット・カラーをしながらにこにことお話ししてくださいました。あの時代にお父様が東京の女子大を勧めてくださって、亀戸の叔母様の所に4年間下宿してとても叔母様が大切にしてくださったとか。またあの時代に女性が大学に行くなんてとても珍しい事で、亀戸付近の男子学生にもててもててと、とても嬉しそうに楽しそうにお話ししてくださいました。そして、茨城の田舎の方から、東京へだしてくれたお父様にそれはそれはとても感謝しているご様子でした。そしてほんとにあの頃はいい時代だったわ、楽しかったわ。いい人生だったわ、と。人生の最後に自分はいい人生だった、なんて素晴らしい言葉を残せる人はどれくらいいるんでしょうね。 私もそうありたいです。。長い人生の中で、一番の思い出となって心に残る事がいい事なのか悪い事ばかりなのか、その人の生きざまが最後の最後に現れてくるんでしょうね。。
先日、お1人暮らしの96歳男性のお宅へカット・顔剃りに行って来ました。依頼は娘さんからでした。これまでは、近くの床屋さんへ出かけて行っていらっしゃったとの事でしたが、歩いて行くのはもう心配とのことでした。当日は娘さんお二人ともお父様の家に来て下さいました。お父様は足元もふらつき、耳の聞こえもかなり遠く、目もずいぶんかすんでいるようでした。デイサービスなどは大っ嫌いでヘルパーさんが家に入ることもあまり好んではいないご様子とのことで、娘さんもとても悩んでいらっしゃいました。普段の生活は、娘さん二人とヘルパーさんと交代でお世話をしているとの事です。娘さんから、父は気難しいので宜しくお願いします、と前もってお話しを頂いていました。私も精一杯の笑顔で明るくご挨拶をしました。お父様は初対面の私をとりあえず普通に迎えて頂きました。髪は耳にかかりずいぶん伸びていて、髭も同様に伸びていました。いつもは床屋さんで坊主にしてきてしまうそうで、娘さんが坊主はあまり父は似合わないという事で、すそ回りを刈り上げて普通のスタイルにしました。お髭もさっぱりと剃りあげて、施術中お父様は気持ち良かったのでしょうかうとうととしていました。そして全部終わって片づけをして、ありがとうございました、と私がお父様にご挨拶すると、 口数の少ないお父様から、ありがとうございました、さっぱりしました、ありがたい、と嬉しいお言葉を頂きました。娘さんからもとても喜んで頂き、またお願いします、と言って頂きました。さっぱりと髪を切って髭を剃ったお父様は若返ってとても嬉しそうでした!
お正月だから、着物を用意しようかと思って、とショートステイご利用の76歳女性の方。...
今日、誕生日なんですよ。という施設に入所しているお年寄りの方の髪をカットカラーして念入りにセットしました。 お顔のうぶ毛もとって眉も整えて、25歳は若返ったわ!と大喜び。私も嬉しい気持ちになりました。