鎌倉アルプス(去年の思い出から)

鎌倉には若い頃から何度か行った事はありました。

鶴岡八幡宮をお参りして、大仏様を見上げて、梅雨時期なら長谷寺の紫陽花を鑑賞して。そして安定の鳩サブレ(?)をお土産に。しかし、いつ行っても鎌倉の街中は人の波。ましてや紫陽花の時期ともなると、花よりも人を見に行く様な感じでした。


去年鎌倉行きのバスツアーに参加しました。

その日はまもなく梅雨も開けようかと言う6月下旬の、とても暑い日でした。

山へ行くためにツアーに参加したのは、私と友人だけで、他の参加者は観光メインでした。


鎌倉駅近くになると、道路は渋滞しどこの駐車場も満杯。歩道は人人人。週末だったので予想通りでした。


私達はバスを降りると足早に人の群れから抜け出し、一目散に山へと向かいました。


鎌倉アルプスの天園(てんえん)ハイキングコースに行くには、建長寺(けんちょうじ)というお寺の中を通って行かなければなりません。入り口で参拝料を払いお参りをして、境内を抜けようやくハイキングコースにでました。


これまでの人の波が嘘の様に、時々登山客を見かけるだけで、山道は静かでした。それに街中のアスファルトのムッとした空気とは全然違って、爽やかな風が吹いていました。


一時間ほど歩くと、展望台に到着しました。眺望がよく相模湾が見えました。雲がなかったら富士山まで見えたのですが、残念ながらその日は見えませんでした。そこからさらに山道を進むと大平山(おおひらやま159メートル)につきました。


休憩を入れて二時間程度のコースでしたが、梅雨の時期で粘土質の山道はさらに滑りやすく、急な坂道やロープなどもあり、なかなかスリルがありました。一度だけ滑って転びました(*_*)


帰りは小町通りにでて、混雑しているいつも通りの鎌倉の雰囲気をちょっとだけ味わって(^^;、お土産に鎌倉ソーセージと、自分には鯖バーガーと酒粕プリンを買ってバスの中でゆっくり食べました。


ハイキングが趣味になり、山の雑誌を手に取る機会が増えて、鎌倉にもアルプスと言われるほどの絶景がある事を知りました。しっかりと自然も満喫できる登山道があり、天気のいい日には富士山や相模湾を見渡す事ができる。おまけに素敵な町並みやショッピングも楽しめる、鎌倉の新たな楽しみ方を発見しました(^.^)