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伊勢の旅 その1

ハイキングを趣味とするようになり、何処の山へ登ってもほとんどの山の頂上には神様が鎮座しておられると言うことを知りました。そして必ずやお賽銭をあげ二礼二拍手一礼をして日頃のお礼と家内安全、時には商売繁盛を祈願して下山してきます。神様の事をいろいろと知るようになり、いつか神様の最高峰の伊勢神宮をお参りする事を一つの目標としていました。そしてついに先日伊勢参りに行くことができたのです。


私は三種の神器なるものは、お恥ずかしながらつい最近まで、戦後の電化製品の事だとばっかり思っていました。しかしがならそれは歴代天皇が受け継いできた三つの宝物であり、『やたの鏡、くさなぎの剣、やさかにのまが玉』でした。天照大神の時代から平成の今の時代までも大切に受け継がれてきた神聖な畏れ多いものであると知り、大変興味を持ちました。そして伊勢の旅で鏡のある伊勢神宮の内宮と剣のある熱田神宮をお参りする事ができたのです。(ちなみにまが玉は天皇陛下の宮中にあります)


あまりにも畏れ多いもので天皇陛下さえも直視できないものなので実際にお目にかかることははばかれるためとても残念なのですが、お賽銭をいれたその先の神域に御霊がいらっしゃらるのかと思うととても不思議で、本当に2000年も前の事なのか、それが今ここにあるのかと、ドキドキと胸のざわつきを覚えました。


ガイドの方に伊勢神宮の内宮では、お願い事をするのではなく、生きている事命のお礼だけをして下さい、と言われました。もちろん私もその通りに深く感謝とお礼だけをしてきました。なんとも例え様のない神の偉大さを肌で感じた感無量な旅でした。


熱田神宮
熱田神宮
伊勢神宮 内宮
伊勢神宮 内宮
伊勢神宮 内宮五十鈴川
伊勢神宮 内宮五十鈴川