私は地元の女性防火クラブに参加しています。先日とても勉強になる興味深い研修を受けてきました。それは『避難所運営ゲームHUG』という研修です。内容は、避難者の年齢、性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカード数十枚を、避難所に見立てた平面図にどれだけ素早く適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するという内容です。平面図は小学校の体育館と想定しました。体育館の入り口に受け付けを設ける、体育館の中央に通路を作る、体育際でつかう各地区のプラカードを利用して避難者を地区事に配置する。物資は舞台の上に置く。舞台の近くには若い方を配置して物資の運搬を手伝ってもらう。高齢者はトイレに行きやすい入り口付近にする。熱発者は別室の教室を解放してもらう。犬や猫などはアレルギーの方を配慮して体育館には入れず運動場の一角に避難してもらう。また簡易トイレはどこに置くのか、シャワーをどこに配置するのか、炊きだしするのにテントはあるのか、教室のトイレを使用するにあたってプールの水をバケツに汲んで用意できるのか。授乳や着替えのための更衣室はどこに設置できるのか。などなど課題は盛りだくさんで時間内では終わらない研修ゲームでした。実際いつ起こるか分からない震災に対して本当に具体的は内容で、これまでの阪神淡路大震災や中越地震、常総市の大水害の時の事などいろいろと経験したことが生かされている内容でした。まさに備えあれば憂いなし、とにかく今私達にできる事は備える事のみですね。