私はいい人生だったわー!とお話ししてくだっさったのは、70代後半の認知症の女性でした。カット・カラーをしながらにこにことお話ししてくださいました。あの時代にお父様が東京の女子大を勧めてくださって、亀戸の叔母様の所に4年間下宿してとても叔母様が大切にしてくださったとか。またあの時代に女性が大学に行くなんてとても珍しい事で、亀戸付近の男子学生にもててもててと、とても嬉しそうに楽しそうにお話ししてくださいました。そして、茨城の田舎の方から、東京へだしてくれたお父様にそれはそれはとても感謝しているご様子でした。そしてほんとにあの頃はいい時代だったわ、楽しかったわ。いい人生だったわ、と。人生の最後に自分はいい人生だった、なんて素晴らしい言葉を残せる人はどれくらいいるんでしょうね。
私もそうありたいです。。長い人生の中で、一番の思い出となって心に残る事がいい事なのか悪い事ばかりなのか、その人の生きざまが最後の最後に現れてくるんでしょうね。。